よしぶえ No.39 2004 SPRING

淀川・公園を愛するみなさん 公園めぐり こちら管理所 これからのイベント ニュースレポート おしらせ

淀川・公園を愛するみなさん

“桜の宴”に、にぎわいの花をそえましょう 「八幡背割堤桜まつり」八幡市商工会・観光協会のみなさん

1.4kmに約230本の桜の並木が壮観な淀川河川公園・背割堤地区。ここで開かれる『八幡桜まつり』を主催されている八幡市観光協会の井口博久会長にご紹介いただきました。

「この見事な桜を見ていただく祭りに、『やわた物産店』が4年前から加わりました。八幡をもっと知っていただくため、商工会を中心とした十数店が、和菓子や飯類などの名産品の販売、観光パンフレット配布、それに軽食や飲物を販売してきました。昨年までは堤防上の並木道に出店していましたが、今年は堤防を下り広々とした場所に出店します」

毎年、平日でも5千人、土・日には2万~2万5千人が来られると聞きましたが…。
「今年は公園の入口にある御幸橋が架け替えられたので、混雑緩和が期待されています。それに第二京阪道路、京都第二外環状道路、国道478号の開通で、交通の流れも良くなるでしょう」「また駐車場は近くに2ヶ所設け、協力金をいただくことで、誘導員を置き、解りやすい看板等を作ります」「あとはゴミですね。出店者はもちろん掃除をしますが、特にバーベキューをされる方には、後で来られる人のことを考えて、ゴミの持ち帰りをお願いしたいですね」

──八幡は桜自慢のまちだとか。
「背割堤の他に、『石清水八幡宮』や『さくら近隣公園』、『松花堂庭園』の桜もみごとです。歴史散策も兼ねて、見ていただきたいです」

※今年の開催は3月27日(土)~4月11日(日)〔桜の開花により変動あり〕(詳しくは中面参照)。

ここから約1.4kmの桜のトンネルが続きます。(歩きやすい靴でお出かけを…)
昨年まではこんな感じでお店が並びました。今年は堤防の下の方なので、皆さんお見逃し無く!
花見・桜の宴も真っ盛り。しかもこれが平日の風景です!土・日曜日に行かれる皆さん、「…ガンバリましょう!」
井口博久会長は江戸中期からつづく和菓子屋のご主人。

公園めぐり

島本地区

淀川誕生の地は、のどかで落ち着いた水辺


京都大阪の境、『三川合流※』を目の前に、大山崎の天王山と八幡の男山を仰ぐ緑豊かな地…。歴史を探るスポットも点在するこの地に、淀川河川公園・島本地区があります。

──三川の河川敷の緑と周りの山々が自然の豊かさを感じさせますね。

管理人さん「キジ、ウグイス、セキレイ、シジュウカラ…ここにはいろいろな野鳥がいますね。昨年あたりからトビのつがいが棲み着いて、毎日楽しませてくれます。冬は水鳥のバードウォッチングもできますよ。施設も緑に満ちています。ただしゲートボール場は人工芝ですが(笑)」

──鉄道や国道が近いのに、落ち着いた環境ですね。

管理人さん「沿道から少しそれるので、近所の方や施設利用のリピーターの方がほとんどです。 休日はともかく、平日なら施設が予約しやすい『穴場』ですね。反面、利用時間外の公園使用が問題になっています」

──堤防も傾斜が緩かで、のんびりくつろげますね。

管理人さん「広さも目の届く範囲なので、近所のお子さん連れの方がよく散歩に来られますよ」

この2月には身障者用のトイレも完成。広くご利用していただける自然に囲まれた、ほっとできる公園、それが島本地区です。

※宇治川・木津川・桂川が合流、ここから下流が淀川。

島本の歴史

かつて長岡京・平安京への玄関口であった山崎津。その賑わいは紀貫之の「土佐日記」(935)にも記される。島本は古くから「水無瀬」の名で史書・文学書で親しまれ、「山崎」と一体で表されることが多い。

王朝時代、この地は「水無瀬野」と呼ばれ、皇室貴族の別荘地として栄え、後鳥羽上皇が水無瀬離宮を造営(1199)。御幸は直接船で離宮内へ着船した。たびたび江口や神崎から遊女を呼んでの宴遊、藤原定家らを集めた歌会などを催した。また各地への御幸・狩猟などの拠点でもあった。しかし大洪水(1216)で流失、後に源通光が新離宮を造営する。

承久の乱後、破れた後鳥羽上皇が隠岐に流され没すると、離宮跡に菩提を弔う御影堂(1240)が建てられた。これが現在の水無瀬神宮の始まりである。

水無瀬は鎌倉期より「広瀬」と呼ばれ、陸上交通が盛んになる近世までは、対岸・橋本への渡し場や荷役で賑わった。その広瀬の浜は現在の淀川河川公園・島本地区あたりで、地名は今も残る。

島本地区

淀川河川公園 島本地区 MAP

魚いるかな?水無瀬川、桂川の合流点。

島本地区の写真

モグラか巨大ミミズの穴だそうです…スゴい~。

島本地区の写真

これ何~だ?「野バラ」です。

島本地区の写真

人工芝で凸凹なしのゲートボール場。

島本地区の写真

怒ってるの?この魚。

島本地区の写真

身障者用トイレ。

島本地区の写真

「オラオラ!気合いや~」某監督さん。

島本地区の写真

グラウンドに現代彫刻?(よい子のみんなは注意してね)

島本地区の写真

ここが噂?の淀川誕生ポイント。

島本地区の写真

アクセス&見どころ

淀川河川公園 島本地区 周辺MAP

宝積寺

聖武帝の勅願で僧行基が開く。鎌倉期の傑作「十一面観音立像」、「閻魔王を含む五冥官群像」(京都国立博物館蔵)を所蔵。三重塔は秀吉が山崎の合戦で一夜で建てたといわれ、「一夜の塔」の別名を持つ。

大念寺

中世末期、京都知恩院の徳誉光然により開山。本尊・阿弥陀如来像は国の重要文化財。鎌倉期に西山上人の臨終仏として作られ、西山の往生院から浄土院を経て大念寺に祀られた。

大山崎町歴史資料館

古代・中世・待庵・山崎の合戦・近世と、ビデオや模型イラストなどで、楽しみながら歴史を学習できる。(大山崎ふるさとセンター2階)TEL.075(952)6288

妙喜庵

禅宗寺院。山崎の戦の後、千利休が建てたという茶室「待庵」が有名。利休の茶室として現存する唯一のもの。

離宮八幡宮

弘仁5年交野へ狩りに向かう嵯峨帝が宿す。貞観6年僧行教が宇佐八幡宮を男山に勧請する際、この地に仮に祭ったのが起源。山崎の油座として、本邦製油発祥地碑、油祖の像もある。

関大明神社

平安以前までの山崎の関跡といわれ、関守神や辻神を祭ったといわれる。関所廃止後は藤原道長や平家一門等貴族や官人の宿泊として「関戸院」が置かれた。

水無瀬神宮

秀吉が福島正則に造営させ寄進。後鳥羽・土御門・順徳の三上皇を祀る。寛永年間に後水尾帝より下賜、江戸初期の様式の茶室「灯心亭」が美しい。境内には昭和60年、府下で唯一、環境庁認定の「名水百選」・「離宮の水」がある。

桜井之駅跡碑・楠公親子訣別之所碑

足利尊氏討伐のため、湊川へ出陣する楠木正成が正行と別れた所。

こちら管理所

やっていいの?いけないの?バーベキュー問題!

公園では全ての利用方法に是非を示してはいません。バーベキューもその一つです。
ですからみなさんのモラル・マナーを守った利用が必要なのです。

問題となっていること

●後片づけをしない・ゴミの放置

●園内どこででもする

●手洗場を洗い物で独占する

●後片づけが遅く、あるいはおかまいなしで、利用時間を守らない

●残り炭を芝生や植え込み、手洗場に捨てる

●残り火で芝生を焼く

●犬連れ込みについて、飼い主とのトラブル

●酔っぱらい行為(乱暴、運転して帰宅)

●酔っぱらいを理由とした利用時間後の居残り

●etc…

良いこと・悪いこと、あなたがすれば他の人もまねをします。いつまでも楽しく遊べる公園であるため、まずあなたからマナーを守った利用をお願いします。

ゴミの持ち帰りを!

ゴミ箱は日常的な利用を考えたもので、特にバーベキュー等の大量のゴミには全く対応できません。犬のフン同様、ゴミの持ち帰りをお願いします。

[ゴミ箱の撤去]を検討。

利用時間の厳守を!

利用時間の厳守を!
9時~17時の利用時間を守らない利用者が増えています。後片づけの時間も考えた利用時間の厳守をお願いします。

[17時閉門]を完全実施。

ルールを守り、モラルある利用を!

悪化の一方をたどっているバーベキュー問題。今後は禁止等の処置を検討していきます。

[バーベキュー許可制、全面禁止]を検討。
(大山崎地区ではバーベキュー利用を「届け出」いただき、使用を許可しています)

管理人さんの「まいったよ~ 」

背割堤地区昨年暮に、管理所の壁を壊す乱暴があった。

西中島地区未成年者の飲酒で、救急車を要請することが多い。

島本地区犬を放した散歩を注意すると、「殺したろか!」「いつか刺されるぞ!」と脅される。

(その他の地区でも類似行為があります。公園でも迷惑行為はおやめください)

管理人さんの春のおすすめ情報

太間地区パンジーが咲き並びます。

仁和寺地区パターゴルフ場の花壇が「心が和む」と人気です。

毛馬地区7種の花が花壇を彩ります。

出口野草地区バードウォッチャーが多く、キジのつがいをよく見かけます。

管理人さんからのお知らせ

十三野草地区花壇はあなたの「畑」ではありません。摘み取りはお控えを。

背割堤地区新緑の頃の桜の木は毛虫にご用心。

三矢地区初夏の河川側樹木への、スズメバチの飛来にお気をつけを。

これからのイベント

春の緑化祭(植木市)

5月中旬~下旬の土・日曜日2日間

守口地区(守口スポーツプラザ)で毎年恒例となった植木の即売会、昨年大人気だった「寄せ植え体験」等を開催します。お気軽にお立ち寄りください。

第23回淀川河川公園ゲートボール大会

6月上旬~中旬

周辺市のゲートボール協会に所属する24チームがリンク戦で王座を争います。場所は仁和寺野草地区。
★日程については、(財)河川環境河川財団大阪事務所、各サービスセンターにお問い合わせください。

八幡背割堤桜まつりへは電車が便利!

京阪本線八幡市駅から歩いて5分

“どうしても車”という方へ

今年は来場者による混雑をさけるため、駐車場が「かわきた自然運動公園」と「城南衛生管理組合の広場」の2ヶ所となります(協力金500円が必要)。
ご来場の際は、現場の誘導に従ってください。(地図参照)

ニュースレポート

第2回淀川ジュニア中学生シングルステニス大会
男子優勝 川上恭平くん 女子優勝 神藤麻里さん

今年度最後となったジュニアテニス大会を1月24日(土)、外島地区で開催しました。雪の影響で日程が1週間延び、欠席者がありましたが、男18名、女子6名が参加、寒風に負けない熱戦が繰り広げられました。 ジュニアテニス大会は、”テニスが楽しくなる”、”試合に慣れ、試合度胸をつける”ため、テニス初心者を対象に、一人でも多くのテニスプレーヤーを育てることをめざした大会です。女子の参加が少ないことが、今後の課題となっていますが、来年度も続ける予定ですので、初心者を中心に、気軽に参加してください。

青空の下で例年に増す大盛況 第9回淀川河川公園凧あげ大会

『大空にみんなの夢を広げよう』をテーマに、2月8日(日)太間地区で、『日本の凧の会・大阪支部』の協力のもと、凧あげ大会を開きました。

今年で9回目を迎え、今では淀川の初春の風物詩となってきました。大会当日は、前日からの寒気が残る寒い日でしたが、青天の下風も安定した絶好のコンディションとなり、例年に増す大勢の子どもたちや家族連れでにぎわいました。朝から配布した大会の和凧に混じり、洋凧やさまざまな創作凧が空いっぱいに広がる中、お昼前には20畳敷きの『淀川大凧』が舞い上がり、その迫力が参加者を喜ばせました。また凧の会指導の『和凧手作り教室』も待ち時間が出るほどの大人気で、子どもたちは自分だけの凧を、夢中で作っていました。子どもに混じり、多くの大人が童心にかえって、凧揚げを楽しんだ一日でした。

弥生土器発見に大興奮!第73回淀川の自然を楽しむ会

『河原の探検』をテーマに、2月29日(日)背割堤地区で『淀川の自然を楽しむ会』を開催。あいにくの雨模様にも関わらず、40名の方が参加しました。

午前中は木津川左岸の河原で、土器(弥生時代)探しを行い、砂の中から多数の土器の破片を発見した参加者は大喜び。作業の手を止め、ひと時太古の昔に想いを馳せていました。午後からはグループに別れ、各指導員の案内で植物観察を行うとともに、ナズナ、スイバ、ギシギシ、セリ等の野草を試食しました。

おしらせ

みなさんのおたよりを募集しています

よしぶえではみなさんからのおたよりを募集しています。淀川河川公園・淀川での楽しみ方、グループ活動をご紹介ください。活動を本誌でご紹介したいと思います。

春からはじめませんか?パターゴルフ

春の陽気に誘われて、自然や緑を感じながら何かをはじめてみたい…。
パターゴルフはいかがでしょう。
仁和寺地区パターゴルフコースは、多彩な3コース27ホール。
お年寄りからお子さんまで、皆さんでお楽しみください。

利用受付:
ご利用の際、現地の管理所へお申込みください。
(未成年の方は保護者名をご記入ください)
開園時間:
(9/1~5/31)9時~17時
(6/1~8/31)9時~19時
交通案内:
●電車・バス/京阪本線寝屋川市駅より京阪バス「点野経由守口駅行き」、守口市駅あるいは地下鉄谷町線守口駅より「八幡、点野団地経由寝屋川市駅行き」で、「仁和寺団地前」下車、徒歩5分。
●マイカー/国道1号「仁和寺交差点」を淀川方向へ。

利用料金:
料金には用具のレンタル料も含みます。(用具持ち込みの場合も同額)

  大人 65歳以上の方・小学生以下
平日 520円 260円
土日祝日 720円 360円
  全て1ラウンドの料金(2時間以内)

施設広場地区 運動施設&申込先 一覧表

公園施設の利用時間

9/1~5/31 6/1~8/31 休業日
9時~17時 9時~19時 12/29~1/3

利用時間終了の10分前には、プレーを終了し、清掃・整地をお願いします。

公園施設(有料)利用申込受付時間

9時~12時、13時~16時30分(月曜日、12/29~1/3休業)
[サッカー、ラグビー、トラック、フットサルの各施設]
使用希望日の前月の同日から予約を受け付けます(月曜日なら翌日)。
ただし当日午前9時までに申込先のサービスセンターに来られた方を優先し、希望が多い場合は1人2時間と定め、抽選します。
抽選後の"あき施設"の予約は、電話で受け付けます。

ページTOPへ